押さえておきたい4か条 #
Mind #
気負いすぎない #
初めてチームビルディングを開催する際は、「よし、やってやるぞ!」と気合いが入ります。しかし、チームビルディングは人との関係性が大きく絡むため、最初から思い通りにいかないことが多いです。実施後、チームとして少しでも雰囲気が変化した、気づきがあったなど、目指すチームの姿に近づいたことを実感できれば成功だと思っておくとよいでしょう。
ファシリテーターとして、個々の発言量のバランスに気を配る #
参加メンバーによっては、発言量が偏ってしまうケースがあります。発言量は、心理的安全性がとれているかを計る一つの指標になると考えます。自分の立場、役職に関係なく言いたいことが言える、その機会があるということが大切です。そのため、ファシリテーターは参加者を意識的に観察して、発言の少ないメンバーにも発言を促していきましょう。
参加者全員に主体性を持たせる #
チームビルディングを自分ごととして捉えてもらい、モチベーションを上げるために、参加者の主体性を高める工夫をします。具体的には次の方法が有効です。
- 個人ワーク時間を取り入れて、各個人が意見を考える時間を作る
- ファシリテーターが参加者を指名して話を振り、適度な緊張感を持たせる
話の脱線を楽しむ #
会話が盛り上がってくると遠慮や様子見が減り、本質的な話がしやすくなります。脱線や盛り上がりを(ある程度は)止めない、または最初からバッファーを持たせたタイムテーブルにしておくといった工夫が必要です。 企画者が考えていた課題から逸れる場合もあります。自分たちが考えたレールを走らなくても、新しい発見があったと喜びましょう。
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